農園名
有限会社アールキューブエコ
農園プロフィール
2002年 移住した埼玉県杉戸町で米穀販売会社として設立 農薬類不使用の稲作を開始
     田植え、稲刈りイベント開始
2003年 オリジナル米ぬか発酵肥料の製造販売開始
2006年 夫が埼玉県認定農家に。正式に稲作開始(農薬類不使用/減農薬)
2008年 プロ講師を呼んで、生きもの&植物調査イベント開始
2018年 農水省フードアクションニッポンアワード100選
2020年 有用微生物群120種を新たに預かり、米糠やおからを中心に発酵肥料を製造開始
2020年 ぷ組大合宿に参加 目からうろこを落とし今に至る
営農地域
埼玉県杉戸町(埼玉東部)
主な販売品目
農薬・化成肥料・除草剤不使用の玄米/白米、減農薬(地域比5~7割減)玄米/白米
主な販売先
直販:個人宅配、レストラン(埼玉、都内、関東圏、関西健)保育園等施設給食 卸:代理店、OEM、米屋、商社
農地(購入地/借地/自家用地)
購入田:1町、小作田:15町程度?/2022年
家族構成
5人(娘3人!)
農業従事者
夫、本人、アルバイト、研修兼手伝いをしてくれている学生、親戚
農業機械、施設など
トラクター226/445(ロータリー、ドライブハロー、ブロキャス、畦ぬり機)
田植機(6条マット)
コンバイン(3条刈28馬力/4条刈60馬力)
播種器(ポット/マット)
乾燥機35石×2、籾摺り、グレーダー、色彩選別機、自動計量袋詰めパッカー、フレコンスケール
精米ライン
ペレット成形機 等
農業機械、施設等の入手経緯や方法
農機具メーカー、リース
就農しようと思ったわけ
ダンナが稲作やりたいと言い出した!
後継ぎいないから、君が後継がんかと言いだした農家さんがいた!
シンデレラフィット・・・
→やるなら農薬類不使用がいい(生きもの植物大好き)
→今に至る
就農までのドタバタ劇
1999年当時、ダンナは都内で、玄米など食事で体を整える勉強会などを開催しており、その玄米の仕入れ元である杉戸の米農家さん(兼微生物研究家?)を訪れ、1年間都内の友人達と手植えイベントなど開催させてもらったところ…まず旦那が沼にハマり稲作やりたい言い出し、ニンプ7か月で都内から埼玉に移住。有機稲作の奥深さに、今度は私もハマり…
今に至る
農業技術の習得
栽培:民間稲作研究所 稲葉光國先生講座
微生物:日本各地で微生物を採取、それぞれのDNA解析をし、これぞの有用微生物27種を国際寄託されている先生に師事
土壌診断等:池上さん、石綿さん、ぷ組の皆さん!
研修など
民間稲作研究所:稲葉光國先生の講座(2年間) ぷ組:2020年大合宿 石綿講座、2021年大合宿一部、2022年応用編
栽培作物を選んだ理由
日本人のスピリット=お米!!
上京後、無理がたたり体を壊したが、玄米で驚きの回復をした経験から、
玄米すごい→お米すごい→育ててみよう→今に至る
水生昆虫/植物のすみかになったり、落水等の理由から、稲作は他農業の中でも環境へのインパクトが強いので
(生きもの大好き)
利用した資金制度
埼玉県新規就農制度資金、銀行融資等
農地の見つけ方
近隣の農家さんからの依頼 他
就農後の紆余曲折
無策・無鉄砲・ノープランで見よう見まねで有機稲作に突入、当時はネット情報もまだなく、周りに有機で栽培している農家さんもおらず・・・気づけば6年ほど草と格闘。根性論で突き進んでいたが、その失敗があったからこそ、多くの先生方に学び、うろこを落とせて今に至ります。
農業に取り組む上で大切にしていること、今後の目標など
稲が本来の力を発揮する技術体系(出来るだけ作物が主体の農業技術の組み立て) 循環(米ぬかや有機残渣、もみ殻等の発酵肥料化で資源の循環、環境に対しての稲作の位置(水の循環)、都心と田舎の人の循環、ご縁の循環)、 有機稲作での、出来るだけの環境再生、生態系再生、 農業×コミュニティ
新規就農に関する社会状況や問題点など
米業界の薄利!!資材の高騰、高額機械類に対し、薄利である事。市場価格、政治的要素からの影響。気候変動の影響…といったネガティブ要素も多い一方で、有機稲作に関しては、都心から農地と直接交流をしたい、と言った新しい形のオファーが、今までになく増え、注目されています。
就農希望者の受け入れ
就農は現在は受け入れておりませんが、学生たちの研修は受け入れております。また、他農家さんへ繋いだり、直接就農でなくても、農の周りの仕事等へ繋いだりが可能なので、応相談して下さい。
就農希望者へのメッセージ
なぜ就農したくて、どうやって育った何の作物をどこ地域からどこ地域の誰に、どうやって届けたいのか、販売した後はどうしたいのか・・・等、突き詰めて明快にしておけば、就農後やりやすいかと思います。
経験上ノープラン怖いです・・・(笑)ですが、それでも相手は生きものであり自然。トラブルとセットなのが農業かと思います。臨機応変に、トラブルはネタ枠!!と思える方、失敗は経験値を積み上げていける課題発見だ、と思える方、図太さがある方は、農の属性アリ!?と思います(笑)
研修・アルバイト情報
アルバイトは現在募集しておりませんが、研修は応相談。シェア有機田んぼ、学生の研修、他地域での有機稲作農家や団体とのネットワーク構築、消費者や企業との有機農を介した交流等、開催中。
連絡先
農園主氏名
網本欣一
農園郵便番号
345-0014
農園住所
埼玉県北葛飾郡杉戸町才羽1288-2
農園電話番号
0480-38-4514
農園ファクス番号
0480-38-4515
農園メールアドレス
kin.ami@r3-eco.jp