農園名
丸橋農園
農園プロフィール
先祖代々この辺で暮らしてきた農民の家族経営な米農家です。
じーちゃんの代は養蚕から水稲へ、親父の代は兼業から専業、大規模化。
さて自分の代はどうしてやろうか、夢と悩みが広がりますな。

親父と自分が機械に滅法強い一方、栽培技術はJA指導と経験ベースなので慣行農法が基本です。
でも使わなくていいもんは使いません。もったいないし。

アンテナを張り巡らせて、柔軟に色々なことにチャレンジしていきたいと考えています。
営農地域
松本市梓川地区
主な販売品目
コシヒカリ(慣行・特栽)、めばえもち(慣行)、加工用トマト、種長芋、花ナス
主な販売先
JA、日月株式会社、はやしや
経営規模
コシヒカリ(慣行24ha・特栽0ha(雑草稲対策で中断)・作業請負1ha)、めばえもち(3ha)、加工用トマト(2ha)、種長芋(15a)、花ナス(5a)
農地(購入地/借地/自家用地)
借地 >>> 自家用地 > 購入地
家族構成
親父、母、自分、妻、弟
農業従事者
親父、母、自分、弟と加工用トマトの収穫にパート様の方々10〜15人
農業機械、施設など
育苗用ハウス 5棟
格納庫 3棟
乾燥機 25石1機(200V発電機駆動)

トラクター 11~90馬力まで8台
作業機 いろいろ約30機
耕運機 3~10馬力まで6台
その他 田植え機、コンバイン、バインダー、ハーベスター、藁カッター、
    長芋用トレンチャー大小、クローラースプレーヤー、クローラー運搬車、
    フォークリフト2台、バックホー4t級1台、軽トラ2台、2tダンプ1台
草刈機 メインが9機くらい。

作業を合理化できる機械の中古を買って、直して使うスタイル。
良いものがなければ作ったり改造したり。
農業機械、施設等の入手経緯や方法
2002年〜 近所の農機具屋さんからメンテの必要な中古を格安で譲ってもらって親父が修理して使用。 育苗ハウス3棟は親父と母とばーちゃんが建てた。 2007年〜 PDNS(インターネット中古農機情報サイト)で仕入れて親父が自分でメンテ・修理。 ヤンマー松本支店のサービス環境が良かったので、そこを通じて部品を頼むことが多くなる。 2015年〜(自分就農) 中古農機具探しにヤフオク!が加わる。 安いがハズレもあるので、買った物は全部自分らで一度点検・修理してから使う。 ヤンマーからデモ機を割引いてもらって買う事もある。 経営規模が大きくなってきたので新品も償却可能になってきた。
就農しようと思ったわけ
農家継げとも何にも言われず育ったので、自分の好きな車の業界の設計職に就いた。
が、3年も経つと世に出すものと自分の気持ちに折り合いがつかなくなってきて、仕事が楽しめなくなっていた。

そんな中栃木県で3.11に遭遇して人生の終わり方を考えた結果、
もっと自分の気持ちに正直に生きたい!と思い、仕事を辞めて原点(地元)に帰って親元就農した。
就農までのドタバタ劇
就農にあたってそんなにドタバタしてないかも?

設計職だったので、区切りがついたのが決意から4年後の2015年3月初旬。
今の仕事辞めてウチに帰るわ、と伝えられたのが3月中頃で、親父は一言「おう、そうか」
4月の忙しくなる時期に引っ越しと妻との出会いとか色々重なって、あっという間に最初の1年が経っていたという感覚。
農業技術の習得
栽培技術は素人だったので、とにかく情報を仕入れて実践してみて大小さまざまな失敗をした。
失敗を繰り返さないために、原因と結果をきちんと考えることが大事だと考えている。

以下触れたもの一覧
・親父からOJTを受ける
・JAの栽培指導会を受ける
・松本農業農村支援センターから紹介されるセミナーを片っ端から受ける
・農文協の本で気になる物を片っ端から読む
・PALネットながのや農業士などに参加して、その道のプロ農家から聞く、見学する
・現代農業や農業新聞などの購読
・ぷ組主催の合宿や勉強会に参加
・Youtubeの動画を参考にする
研修など
必要だと思えたらとにかく受けてみる。 同じ内容でもその時の自分のレベルによって刺さり方が違うので、継続学習は大事。 ・松本農業農村支援センター主催 アグリマスターセミナー(2015) ・(確か長野県主催)有機農業基礎講座(2015) ・PALネットながの主催 GAPや金融、法人化など様々な講座(2015〜2019) ・フォークリフト運転技能講習(2015) ・牽引免許(2015) ・ぷ組土壌診断合宿、土の会参加(2016〜) ・ぷ組総合勉強会(2017〜) ・農業士主催 様々な研修会(2017〜) ・信州農業MBA研修(2018) ・車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転 (機体質量3t以上)研修(2019) ・アチーブメント社「頂点への道」講座シリーズの受講(2019~) ・アチーブメント社「ダイナミックコース」(2019)
栽培作物を選んだ理由
コシヒカリ(水稲)
作付けしておけば、とりあえずはそんなに困らない。
契約栽培、土地契約者の飯米や関係者の飯米向け

めばえもち(水稲)
いつか良いネタになるかと思って親父の代から細々と作っていたら、
もともとの発芽玄米としてではなく玄米食用として花開いた品種。
バイヤーさんには感謝しかない。

加工用トマト
経営の観点から導入。
田んぼの畔草刈りのヒマを縫って作業できて、仮渡し金制度により資金繰りがかなり楽になる。
選別しないので良品率が高いが、収穫はとても負荷が高い。
限界が見えてきたので次の手を模索中。

種長芋・花ナス
地域の担い手が絶えそうなので、引き継ぎ的な意味合いで開始。
種長芋は何とか収入の柱に育てたい。
利用した資金制度
(名前忘れた)JAの返済不要補助金
経営継続補助金(R3)
松本市スマート農業補助金(R4)
JA農業経営ローン(ゆたか)(R4)
農地の見つけ方
親父が専業を始めた頃(6.6ha)は近所の方から借りたり、他で断られた条件不利地を引き受けたり、
買ったり、中間農地機構を利用したり様々でした。
とにかく断らないスタイルを13年ほど続けた結果、僕が就農した頃には19haほどの規模でした。

現在はどこで見たのか聞いたのか、どこからともなく話をいただけるような感じで、
地主やまわりに信頼される仕事をすることが大切だと考えている。

あとは人なり設備なり機械なり、投資が続いて勢いのある経営体には土地も集まりやすいように感じる。
就農後の紆余曲折
何かあったかなぁ・・・?
本当にこのやり方がベストなのかな?と常に紆余曲折しています(笑)
今の環境を作ってくれた親父に感謝です。
農業に取り組む上で大切にしていること、今後の目標など
何かあったら原点とゴール設定に戻って、先入観を外して考える。 一番最初に何を思ってコレをやろうとしていたんだっけ? それはゴールから逆算して最も効果的な方法なんだっけ?? もっといい方法はなかったっけ???
新規就農に関する社会状況や問題点など
すぐに解決するものではないけど、土地の運用がもっともっと柔軟になればいいと思う。
挑戦する人を応援したい。
就農希望者の受け入れ
親父が抜ける穴があるので、そろそろ環境を整備して受け入れたい。
その前にもうちょっと稼がないと、他産業並の給料が出せないけど(笑)
受け入れに際しては、マッチングを徹底的にと考えています。
就農希望者へのメッセージ
あなたの夢は何ですか?
なぜそう思いますか?
研修・アルバイト情報
加工トマトの収穫アルバイト(7月下旬~9月中旬) 収穫量に応じて給金、勤務時間は自由(業務委託)
連絡先
農園主氏名
丸山 貴史
農園郵便番号
390-1702
農園住所
長野県松本市梓川梓1102-1
農園電話番号
09018683455
農園メールアドレス
negativehand@gmail.com