農園名
中澤 匠
農園プロフィール
明治の頃、曽祖父が40aの畑を所有する。
昭和の時代、戦後まではりんごを栽培する。
その後、ぶどう栽培を始める。
営農地域
松本市
主な販売品目
ぶどう デラウエア、巨峰、ピオーネ
主な販売先
JA
経営規模
デラウエア 40a、巨峰 20a、ピオーネ、7a、シャインマスカット等 23a
農地(購入地/借地/自家用地)
借地 39a、自家用地 51a
家族構成
両親、妻
農業従事者
両親、妻
農業機械、施設など
トラクター 1台
SS 1台
乗用モア 1台
農業機械、施設等の入手経緯や方法
トラクターと乗用モアは自費購入。 SSは、平成27年度松本市認定農業者補助事業を利用し 買い替え。SS購入代金のうち1/3を補助していただく。 事前に認定農業者登録を行うことが条件となる。
就農しようと思ったわけ
前職を辞めたとき、これからは自分自身で経営して稼いでいきたいと思う。
実家に戻りぶどうの栽培を手伝ううち、この仕事を専業でやれば自分がやりたい生き方ができるし、強みもあるのではないかと考えるようになる。
就農までのドタバタ劇
前職を辞めたとき、これからは自分自身で経営して稼いでいきたいと思う。
実家に戻りぶどうの栽培を手伝ううち、この仕事を専業でやれば自分がやりたい
生き方ができるし、強みもあるのではないかと考えるようになる。実家のぶどう栽培を手伝いながら、パンを焼いて売ってみたり、経営者向けのセミナーに参加したりしていた。果たして自分は自営業で食べていけるのかという点がとても不安で右往左往していた。
農業技術の習得
1、実家にて母から基本的な作業手順を習う。
2、農協の指導員さんの講習を受け、作業を行う意味など理解を深める。
3、地元のブドウ農家で運営する「山辺ぶどう研究会」に参加し、地区の先輩から理論や経験に基づくノウハウなどを教えてもらう。
研修など
・平成25年度 信州農業MBA研修 修了。 ・平成26年度松本農業改良普及センター主催のアグリマスターセミナー基礎コース修了
栽培作物を選んだ理由
・地元の特産品として昔から栽培されているという歴史が貴重なものだと思う。
・小さいころから繁忙期は手伝いに駆り出され、慣れ親しんでいる。
・ぶどうをプレゼントすると喜んでくれるので自分自身も嬉しい。
・ぶどう畑のある風景がとても好きなので維持したい。
以上の理由から、自分自身の気持ちが入り、かつ強みらしきものもあるかと思い
ぶどう栽培を選ぶ。
農地の見つけ方
地元のつながりと農協からの紹介で見つける。
就農後の紆余曲折
平成27年はぶどうの出来が悪く、売り上げが平年の6割前後くらいまで落ち込む。
改めて自然相手の難しさ、怖さを痛感する。
農業に取り組む上で大切にしていること、今後の目標など
品質のよいぶどうを栽培することがとても大切だと痛感している。 秀品率100%を目標に、まずは安定して95%以上を達成する。 反別の目標収穫量に達する。デラウエア1200Kg/10a 巨峰1500Kg/10a 等 収穫期は1500房/日のペースを崩さぬよう収穫計画を立てる。 収穫予約を必ず達成し、市場価格の下落要因を消す。
新規就農に関する社会状況や問題点など
新規就農する場合、山辺ではデラウエアを栽培している畑しか貸してもらえない。
デラウエアのみでは収穫時期に偏りがでるため、収入が不安定になりやすい。
補足
山辺地区はこれまでデラウエアを栽培する畑が多かった。デラウエアは巨峰やシャインマスカットに比べ栽培に手がかかるため、栽培面積が広げにくい。新規就農の場合は収入を安定させることがまず求められるが、デラウエアだけでは安定させにくい。
夏ぶどうとしてデラウエア、秋ぶどうとして巨峰・シャインマスカットを
組み合わせることにより収入の安定を図るべき。
就農希望者の受け入れ
30-40代の就農者が協力し、新規就農者用にデラウエアをシャインマスカットに改植する事業を始めている。改植や圃場管理は低予算で行っており、新規就農者へ譲渡している。
また、農地については積極的に紹介と中継ぎを行い、スムーズに移行させる。
仲間同士で畑の整理を行い、より効率の良い配置へ地区全体として組み替えていく。
就農希望者へのメッセージ
自然の中で働くことが好きな方、植物を育てることが好きな方には、農業はとても面白くてやりがいのある仕事だと思います。続ければ必ず結果が伴ってくると思うので、結果を楽しみに一日一日頑張ってください。
その他
現在個人の方への直接販売は行っておりません。
連絡先
農園主氏名
中澤 匠
農園郵便番号
390-0222
農園住所
長野県松本市大字入山辺
農園電話番号
0263-32-8502
農園ファクス番号
0263-32-8502
農園メールアドレス
t_nakazawa55@yahoo.co.jp