農園名
Happy village farm
農園プロフィール
Happy village farmは、生き物に学び農を組み立て、農業を通して生き物や生態系の働きを理解し、自らも畑の一員となって、作物(たね)と土(生態系)をつなぐ物語を綴っていきます。自らの営農を通して関わっていく人のつながりや地域社会を大切にし、食べものや自然への感謝、みんながつながって生きていることが幸せだなと感じられる未来を志向していきます。
営農地域
長野県松本市波田
主な販売品目
トマト、カボチャ、スナップエンドウ、黄金カブ、水神大根、野菜種子、豆類(鞍掛大豆、いんげん豆)、ルバーブなど
主な販売先
JA、自然食品店、飲食店、直売所、通販、やさいバス
経営規模
露地畑48a、ハウス18a
農地(購入地/借地/自家用地)
借地
家族構成
本人、夫、子ども2名
農業従事者
2名(本人+夫)、短期アルバイト数名
農業機械、施設など
管理機、刈り払い機、出荷調整およびカボチャ貯蔵用の倉庫、生産用ハウス(4.5a)、小さな育苗ハウス
農業機械、施設等の入手経緯や方法
機械類は購入。 倉庫は子ども友だちを通して親しくなった地域の友人のお父さん紹介で、JAが保有する使われていない直売所の建物を借りることができました。
就農しようと思ったわけ
大学時代のサークル「農業生物学」研究会で、千葉県の農家への援農交流会に参加。そこで食べたピーマンの天ぷらに感動。
夫は大学時代の後輩。卒業後も続いた千葉の農家さんへのお手伝いに通ううちに、将来ともに農業をやろうという話となり結婚(1996年)。

夫婦共に大学農学部を卒業後、別々の種苗会社に勤務。妻は5年勤務の後退職し、家庭菜園+子育てを10年の後、2010年より近隣のリンゴ農家・スイカ農家の手伝いを始め、農作業パートの出来るお母さんによる農業お手伝い派遣の起業を思いつく。
そして農閑期に仕事をする場所を確保するため、自ら就農を決意。
2012年より松本市の就農支援制度を利用して土肥農園で研修し、2013年に就農。

夫は2001年まで種苗会社に勤務し、トマトなどの品種改良を担当。
自分の作りだした品種が海外で使われ、輸入野菜として日本の農家を苦しめる結果となっていることを知って退職。2001年より自然農法センター農業試験場で有機栽培向け品種の開発や栽培方法の研究員として勤務。有機や慣行という手法によるくくりではなく、自然の仕組みに学び、農家自らが組み立てる農法-畑1枚1枚異なる-こそ自然農法であるという結論に至る。2007年にぷ組組長土肥氏と出会い、垣根なく共に学ぶぷ組の勉強会に感銘を受け、以降技術のサポートをさせていただいている。仕事以外に土日農業をやってきたが、妻の就農をきっかけにより農業へシフトする。2015年春、勤めを辞め、新規就農1年生として歩み出す。
農業技術の習得
妻:2012年土肥農園で研修。
夫:いろいろ。
研修など
妻:土肥農園で研修中から普及センターや松本市農政課の主催する各種勉強会に参加させてもらいました。また信州ぷ組の冬の各種勉強会で土壌から経営まで幅広く学んでいる。 就農後、講座で知り合った農業女子たちと「松本農業女子くらら」設立(2017)。くららでは女子ならではの講座や視察会で学んでいる。
栽培作物を選んだ理由
オリジナル品種の活用ができること、周年出荷物があること。
農地の見つけ方
人づて。師匠の土肥さんのおかげです。一番広い畑(15a)の隣畑は、偶然にも波田の公民館サークルで知り合いだった人で、畑の近所付き合いもスムーズでした。周囲への配慮を重視し、さっと畑を見たときに整然とした印象になるような管理や畔の草刈りをこまめに行うことを心がけてます。
就農後の紆余曲折
お母さんつながりで数名がボランティア的に農園の手伝いをしてもらったが、人付き合いという面での試行錯誤が続き、中途半端な事業にならないように農業を通した人をつなぐ役割はしばし中断することに。まずは健全な経営を目指す。

2019年、難病になってしまったが、今さら他の仕事も出来ず、農業を続けることを決めた。

2020年、収穫のみ短期アルバイトを雇用して経営していくことに舵を切った。
農業に取り組む上で大切にしていること、今後の目標など
各栽培品目の収量向上と安定化。収益性と育土とを考慮した適正な品目バランスを見定めること。 失敗を恐れず、まずは実行すること。失敗しても、諦めないこと。 『みんなの笑顔』 作る人、売る人、買う人、料理する人、働く人、家族、みんなが笑顔になる農業を続ける。 生かされている命を大切に、地域や農業の未来のために生きる。
就農希望者へのメッセージ
とにかく農地に立ち、手をかけていくこと。地域から認められるためには地道な営みあるのみです。
研修・アルバイト情報
収穫アルバイトは、スナップエンドウで4月中旬〜6月上旬頃まで、トマトは8月下旬から11月上旬頃まで受け入れ。
連絡先
農園主氏名
石綿奈巳 / 石綿薫
農園郵便番号
390-1401
農園住所
長野県松本市波田6183-28
農園電話番号
0263-91-1338
農園ファクス番号
0263-91-1338
農園メールアドレス
info@happyvillagefarm.com