信州ぷ組は新規就農者支援の一環として「学ぶことによって確実に獲得できる技術」の勉強会を開催しております。

信州ぷ組総合勉強会とは、作物を育てる土台となる植物生理や土壌環境を把握する基本となる視点を学び、日々の作物の観察や栽培管理を通して、作目やその田畑の特徴を理解し、各自の営農環境や目指す方向に合わせた栽培技術を組み立てられるようになることを目的とした勉強会です。

第一部では、新規就農者や土づくりや肥培管理で苦労されている農業者に向け、作物・土・栽培という視点からの栽培技術の捉え方や育土の視点に立った土づくり
を取り上げます。また、土壌診断を活用したぷ組員の土づくり事例も紹介し、より実践的な勉強会となっています。後半には小グループに分かれ、講義内容を受けたディスカッションや参加者間の情報交換を行い、出会いと共有の参加型の勉強会を目指しています。

信州ぷ組とは、野菜、果樹、花と栽培品目の垣根を越えた新規就農者の集まりです。農業技術や農業経営についての視察会や勉強会を開催し、共に学び合い主体的に行動する事で農業者個々の成長を目指して活動しています。

テーマ

「新規就農者に向けた栽培作物の組み立て方 〜土づくり編〜」

講義内容

  1. 作物の健康と病虫害の関係
  2. 栽培を組み立てるための3つの視点
  3. 土づくりと育土
  4. 基本的な土壌環境を考えるため基礎
  5. 土壌診断の活用事例
    1. 野菜:荒廃地からの土づくり事例 降旗文郎
    2. 果樹:改植時の土づくり事例 赤羽目聖治
  6. 育土の視点と技術

講師

石綿 薫(いしわた かおる)
1971年茨城県生まれ。東京農工大学卒。大学院卒業後、1996〜2001年種苗会社の農場でトマト等の育種を担当。2002〜2014年(公財)自然農法国際研究開発センター勤務。研究員として有機栽培向け品種の開発や農薬を使わない病害虫防除の研究、研修生の指導に携わる。2015年4月に就農。現在は松本市波田で施設トマト16aを中心とした栽培、経営を行っている。幅広い知識の基、独自の視点を加えた作物の捉え方は、農法を越えたすべての農業者に通じる考え方として定評がある。趣味は料理。

開催情報

開催日:2018年12月12日(水)
場所:安曇野市豊科交流学習センター「きぼう」2階「多目的交流ホール」
住所:長野県安曇野市豊科5609-3(豊科近代美術館に併設)|地図
※正面に駐車場あり。(車の方はなるべく乗り合わせてお越し下さい)
参加費:4,000円(ご夫婦は1組で4,000円)研修生、学生は2,000円

日程

09:45 受付開始
10:15 開会
10:30頃 午前の部開始
12:30 〜 13:40 各自で昼食
13:40 午後の部開始 / 休憩(15分)
グループディスカッション(30分×2)
16:30 終了

  • 昼食は、各自でお近くのお店をご利用下さい。
  • 多目的交流ホール内へのお弁当や軽食等のお持ち込みはできません。ご注意下さい。
  • 申し込み方法:以下の内容を明記の上、メールにてお申込み下さい。
    • お名前
    • ご住所
    • 当日連絡の取れる連絡先
    • 栽培品目(研修中の方や学生さんはその旨と共研修先や学校名等)
    • 就農年数
  • 申込締切り:12月10日(月) 正午まで
  • 定員:100名(定員になり次第閉め切ります。お早めにお申し込み下さい)
  • 申込先:事務局代表・信州ぷ組 降旗文郎
  • メール:natuberrys@gmail.com
  • 電話:080-5073-1125