2019年度は霜害から始まり長梅雨、猛暑、台風、風水害や多雨など激烈な気象環境が続き農作物の管理には大変な1年でした。
第一部では、「異常気象に強い土壌環境づくりのために〜育土の基本とあれこれ応用」をテーマに異常気象に強い作物をサポートするための土壌環境や育土の基本について考えました。
第二部では、作物を丈夫で健全に育てる栽培を組み立てていくための基礎となる作物の生理生態、環境要因との関係、品種特性の捉え方、作物保護・防除の考え方を学び、異常気象下での作物の状態を把握する視点や対応するための管理技術についても情報交換したいと思います。
【テーマ】
『異常気象に強い栽培の基本〜作物の生理生態の捉え方とあれこれ応用』
【講義内容】
1) 作物の生理生態の基本〜植物の日常
2) 環境要因と植物生理の関係〜雨や干ばつで何が起きるか?
3) 作物の個性・品種特性の捉え方〜農業生物学
4) 生態系と病害虫防除の考え方
【講師】
石綿 薫(いしわた かおる)
1971年茨城県生まれ。東京農工大学卒。大学院卒業後、1996〜2001年種苗会社の農場でトマト等の育種を担当。2002〜2014年(公財)自然農法国際研究開発センター勤務。研究員として有機栽培向け品種の開発や農薬を使わない病害虫防除の研究、研修生の指導に携わる。2015年4月に就農。現在は松本市波田で施設トマト16aを中心とした栽培、経営を行っている。幅広い知識の基、独自の視点を加えた作物の捉え方は、農法を越えたすべての農業者に通じる考え方として定評がある。趣味は料理。
【開催日】
2020年2月26日(水)
【場所】
安曇野市豊科交流学習センター「きぼう」2階「多目的交流ホール」
住所:長野県安曇野市豊科5609-3(豊科近代美術館に併設)
※正面に駐車場あり。(スペースに限りがあります、車の方はなるべく乗り合わせてお越し下さい)
【参加費】
4,000円(ご夫婦は1組で4,000円)
研修生、学生2,000円
【スケジュール】
9:45 受付開始
10:15 開会
10:30 頃 午前の部開始
12:30 〜 13:40 各自で昼食
13:40 午後の部開始 / 休憩(15分) / グループディスカッション(30分×2)
16:30 終了
※ 昼食は、各自でお弁当等を持参するか、近くのお店等をご利用下さい。
※ 多目的交流ホール内への食べもののお持ち込みはできませんので、ロビーをご利用ください。(椅子やテーブルがあります)
【申し込み方法】
以下の内容を明記の上、メールにてお申し込みください。
・お名前、ご住所、携帯電話番号、メールアドレス、栽培品目、経験年数
【申込締切り】
2月24日(月) 正午まで
【定員】
100名(定員になり次第閉め切ります。お早めにお申し込み下さい)
【申し込み/問い合わせ先】
事務局代表・信州ぷ組 降旗文郎
メール:natuberrys(アットマーク)gmail(ドット)com
電話:080-5073-1125
【総合勉強会とは】
作物を育てる土台となる植物生理や土壌環境を把握する基本となる視点を 学び、日々の作物の観察や栽培管理を通して、作目やその田畑の特徴を理解し、各自の営農環境や目指す方向に合わせた栽培技術を組み立てられるようになることを目的とした勉強会です。
【信州ぷ組とは】
野菜、果樹、花と栽培品目の垣根を越えた新規就農者の集まりです。農業技術や農業経営に付いての視察会や勉強会を開催し、共に学び合い主体的に行動する事で農業者個々の成長を目指して活動しています。
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