農園名
美才花房
農園プロフィール
北に浅間山、西に蓼科山、南西に八ヶ岳を眺めることが出来る小海線沿いの臼田の平地という最高のロケーションの地にメインの圃場があります。空気が澄んだ日には遠く中央アルプスを見ることも出来ます。
この圃場の他、水田や畑が計4箇所。
営農地域
長野県佐久市
主な販売品目
カーネーション、小菊、トルコギキョウ、ストック、水稲。
主な販売先
JA、市場
経営規模
2,2反の施設の他、水田・畑を合わせ、計約7反。
農地(購入地/借地/自家用地)
借地
家族構成
本人、妻、息子
農業従事者
本人・妻・パート。たまに息子の手伝いあり。
農業機械、施設など
鉄骨ハウス1棟、パイプハウス4棟。トラクター、耕運機、管理機、田植え機、ハンマーナイフ、除雪機、刈り払機2台、下葉落し機、電動ポンプ3台、エンジンポンプ、電動動噴、セット動噴、背負い動噴、手動動噴台、他。
農業機械、施設等の入手経緯や方法
JA、農家直接、メーカー、農機店など。
就農しようと思ったわけ
植物の栽培には昔から興味があった。ただ、都会でのサラリーマン暮らしだったので観葉植物を育てる程度だった。農業や田舎暮らしに気持ちがぐっと惹かれたのは日テレの「ダッシュ村」を観てから。東京を離れる決心をしたきっかけは阪神大震災。都心の会社から自宅までの38キロを歩いて帰宅することを何度か挑戦し、もし東京に大震災が起きたら生きて行けないと気づいたから。決心をしてからは作物の栽培方法などではなく就農方法をことごとく調べた。
就農までのドタバタ劇
脱サラをする決心はあったが、何をするかで悩んだ。海に関する仕事がしたかったので、最初は沖縄の方で塩田を営もうと思った。が、妻の大反対で挫折。連絡船の船頭をとも思ったが、中年からは出来そうも無いので挫折。

就農を決意してから各県の就農相談会等に足を運んだ。が、ある県の有機の里では桑畑を指されて、「開墾から始めなければ新規就農とは言えない」と時代錯誤みたいなことを言われ、また、ぶどうで有名な東京近県の相談会で「ワイナリーをやりたい」と言ったら「素人に出来るわけないだろう」と馬鹿にされて帰って来た。
農業技術の習得
長野県農業大学校研修部で1年。里親研修で1年。就農してからは地域で指導者に教えを乞うている。
研修など
農大・里親研修の他には、信州ぷ組、普及員主催の研修に参加。 現在はJAの栽培技術指導を受けたり、NPOの研修に参加したり。また、専門的な疑問は種苗会社や薬品会社に聞いている。
栽培作物を選んだ理由
①農大の秋の収穫祭の時、門外で交通整理をしていた。すると出てくるお客さん達の中で満面の笑みを湛えて出てくる人達がいることに気づいた。
男性女性に関わり無くその人たちに共通していたのは、手に手に我々が作った寄せ植えを持っていた事だった。
その時に初めて気づいた。花には人々に笑顔をもたらす力があるんだと。

②また、少ない面積で営農可能(反収が高い)。

③出荷単価が比較的安定しているので営農計画が立てやすい。
利用した資金制度
長野県担い手育成基金など。
農地の見つけ方
JA佐久浅間営農支援チームの紹介。また、広報誌に掲載されたことで、先輩農家さんから直接引き継ぐことが出来た。
就農後の紆余曲折
就農初年度から大変な問題が毎年起こる。未だに順調だった年がない。
特にH26年2月の豪雪は、営農が続けられるかどうかの大損害を被った。未だに回復できていない。
農業に取り組む上で大切にしていること、今後の目標など
常に前向きで新しい事に挑戦することが大事だと思う。日本の農業がだめだと言われるのは長い間同じ栽培方法が続いた為だと思う。実際、信州ぷ組のメンバーや他の新規就農者達で専業で成功しているのは貪欲に挑戦し続けている人達に見える。 今後、花の栽培が習得できたら、花の加工や販売方法についても模索していきたい。 最終的には「癒し」をテーマにした新たな農園事業の開設。
新規就農に関する社会状況や問題点など
「農業では食っていけない」という風潮が世間にはある。農業が盛んな長野でも「よく農業やる気になりましたね」と半ばあきれたようによく言われる。農大の職員でさえもそんな人がいる。
もう一つの問題点は農地が見つかっても農業を営むのに最適な住居がなかなか見つからないこと。
就農希望者の受け入れ
ガツガツバリバリ大農園経営を目指すのではなく、比較的ゆるやかな農園経営から始めたいと言う人の方が当農園には向いているかな。
今のところ住み込みでの研修は出来ない。通える方のみ可能。
就農希望者へのメッセージ
誰かの言葉に「どんなに賢くても、どんなに努力しても、最初の方向性が間違えてたら成功はしない」というのがあった。就農計画はとても大事。どんな事をどうやって、いくら稼ぐのかと言う具体的な計画を持ってないと成功は難しい。

農業は個人でやる仕事だから協調性は必要ないと思っていたらとんでもない間違いだった。
仲間同士による栽培技術や販路等の情報交換、地域内での立場、取引先との折衝・交渉ごと等、どこを向いても協調性が試されることになる。
挨拶ができない人や、特定の人としか交流できない人は成功は難しい。(いや~耳が痛い、笑)

決心したらあれこれ迷わないこと。研修中は周りからいろいろな情報が入ってきて惑わされる。筋道が通ってないと全てが中途半端に終わってしまうかも。
農業は自分自身が事業者。会社のようにだれかれから指図されていれば仕事が成り立つというわけには行かない。逆に言うとそこに農業の面白さがあるわけで、やればやるだけ見返りがある。農業は楽しい。面白い。
メディア掲載情報など
「KURA」、「jaHOO」、「東京と佐久(エッセイ寄稿)」、テレビ信州「ゆうがたGet」、長野朝日放送「abnステーション」など。
その他
※(独り言) ここのお米は本当においしい。以前食べていたお米とはおかわりする量が完全に違う。毎回田植えと稲刈りには東京から仲間が手伝いに来てくれて、収穫した米を食べてもらっているが、他のどの米よりおいしいと言ってくれる。ただ私にとって稲作は収益より非常時の食料としての意味合いが強い。実際H26年の大雪で数日家から出れなかった時も食糧備蓄の不安はなかった。(H27特Aコシヒカリ一等米実績) H27はカーネーションの他にトルコギキョウとストックを作ってみた。それらをアレンジして直売所に出荷した。見た目のボリューム感と飽きのこない美しさもあって地元の人からも次々に買ってもらえた。アレンジフラワーは花卉にとって手っ取り早い加工品かもしれない。しかしやはり複数の作物を栽培するのは手が掛かって大変。この先これらの作物をどうゆう営農スタイルで成り立たせるかが課題。
連絡先
農園主氏名
吉田 剛彦
農園郵便番号
384-0413
農園住所
長野県佐久市三分
農園電話番号
0267-82-2507
農園ファクス番号
0267-82-2507
農園メールアドレス
eternal-flame@diamond.broba.cc