農園名
信州自然農園 空やさい
農園プロフィール
「空やさい」では、農薬や化学肥料を使わず、自然とともに有機栽培で野菜を育てています。
ココロとカラダに良いものを食べてもらいたい、そんな気持ちを込めて育てた、信州の旬野菜たちを、畑から直接ご自宅にお届けします。

佐久穂と小諸に農場があり、八ヶ岳の清冽な水が流れる佐久穂では夫が主動でトマトなど果菜類を中心に多品目の野菜を作っています。小諸は私の担当で、浅間山と蓼科山を臨む標高800mの御牧ヶ原の台地で、お米やかぼちゃ、特産の白土馬鈴薯(白いも)を中心に栽培しています。寒暖差が大きく、粘土質の強いこの土地では、旨みのぎゅっと詰まった美味しいものが育ちます。
営農地域
長野県小諸市御牧ヶ原、佐久穂町
主な販売品目
有機無農薬の多品目野菜、お米
主な販売先
個人宅配、市場
経営規模
畑 100a、田んぼ 60a
農地(購入地/借地/自家用地)
全て借地
家族構成
本人、夫、わん4、にゃん2
農業従事者
本人、夫
農業機械、施設など
軽トラ、トラクター、ドライブハロー、マルチャー、中耕ローター、管理機、草刈機、藁切りカッター、田植機、バインダー、ハーベスター、パイプハウス2棟など
農業機械、施設等の入手経緯や方法
ほぼ中古や頂き物で、近所の中古農機具屋さんをよく利用しています。パイプハウスは農協さんの紹介や、近所の方のつてで不要になったものをいただき、自分たちで建てました。
就農しようと思ったわけ
初めは、海外での経験(ちょっとですが)などから、まあ、どこで何やっても生きていけるかな。という思いがあったので、どうしても農業がやりたいという夫にとりあえず付いていきました。ですが、長野県の農業大学校で一年間研修をさせて頂く中で、農業で生きて行く決心と心構えが出来ました。
とにかく仲間や先生方に恵まれ、ものすごく楽しく学ばせてもらったおかげです。
農作業を教わるだけでなく、地域の方々との橋渡しや、自由に使える畑を持たせてもらったり、今後のビジョンを固めていくのに役立つ様々なサポートをして頂きました。
寮生活で、同じように農業を目指す仲間がいつも側にいた事も大きかったです。不安も夢も語り合う事が出来、たくさんの刺激と笑顔をもらい、本当に心強かったです。
特に、私達の代から世帯での受け入れがスタートし、うちを含め3組の夫婦がいたのですが、全員、旦那さんがどうしても農業をしたがって、奥さんは仕方なく付いて来たパターンでしたので、同じような立場で何かと話せたのも良かったです。
在学中、入学を考えて見学にいらしたご夫婦とも何組かお話をさせて頂いたのですが、ほとんどが同じような感じでした。多分このパターンは多いのでは。ちなみに奥さんは来ず一人で長野に来た旦那さんも3人知っています。付いてきた自分を褒めてあげたい。
ただ、自分も農業をやっていくと決めたからには、旦那さんに付いていくだけでは面白くならないし、いつまでも不安や不満がついてくるような気がします。
私も、自発的に勉強しよう、と思って勉強会などに出るようになってから、どんどん農業が面白くなって、自然と共に作物を育てる、食を支えるという仕事に魅力を感じていきました。もともと自然やアウトドア的な事は大好きだったので、農業自体に抵抗はなかったのですが。
…余談ですが、一年ちょっと前(2013,2)から軽井沢の星野リゾート・ホテルブレストンコートでウエディングのサービスのお仕事を週一くらいでやらせてもらっています。お化粧をして髪を上げてネクタイをしめ笑顔で特別な日のお手伝いをすることは、経済的にというより精神的に良い気分転換になっており、農繁期は体力的にキツイものの続けていけたらと思っています。一般の感覚を保つのにも役立つと思いますし、一流のシェフの料理に接しているのは野菜の使い方の提案などにもプラスに。
 私は今は楽しみややりがいを感じて農業を出来ていますが、辛いことや嫌になることが無いわけではありません。特に農業がしたいわけでもなく旦那さんに付いてらしたというような場合、モチベーションを保つのがなかなか大変だと思います。農業以外のものをちょこっと持てていると逃げ場というわけではないですが、気持ち的にいいんじゃないかな、と思います。

あとは田舎暮らしの魅力。この素晴らしい景色の中で、四季を感じて暮らしていけるだけでものすごい価値があるなあ、と思います。
就農までのドタバタ劇
新聞記者だった夫に突然「農業で生きて行きたい」と言われた時には、冗談だとしか思わないほど2人とも全くの未経 験。自分のやりたい事もありましたし、農業で食べていくなんて甘いものではないと反対をしました。が、私以上にショックを受けたお義父さんお義母さんの反 対と心配さ加減にフォローに回るはめになったり。
どうしてもやりたいんだと農業の魅力や夢を語られるにつれ、そこまでの気持ちなら仕方ない、と渋々ながら一緒に農業フェアなどに行ったり。
その中で長野県農業大学校に見学に行くと言うので付いて来たらなんと面接の日で、なし崩し的に合格。初めは夫だけ学 校に行き、自分は働こうかとも考えていましたが、世帯寮(無償)に入る為には夫婦揃っての入学が条件だったので、どうせ一緒に農業をする事になるのなら、 と、腹を決めて入学する事に。
農業の本を読み漁っていた夫と違い、私は予備知識もほとんど無く、その上なんの地縁も無い土地。不安だらけのスタートでした。 
農業技術の習得
長野県農業大学校研修部での一年間の基礎研修ののち、里親研修を一年間。その他近所の農家さんやたくさんの方にお世話になっています。
2年間の研修を終え、平成24年、独立、新規就農。
就農してからは試行錯誤の繰り返し。
研修など
ぷ組での勉強会をはじめ、情報を得た勉強会には出来るだけ参加するようにしています。
栽培作物を選んだ理由
今までの経験や繋がりを生かし、食べて頂く方ときちんと繋がることのできる個人宅配がしたかったので、必然的に多品目に。
利用した資金制度
長野県農業担い手育成基金
青年就農給付金
農地の見つけ方
里親さん及び、JAの新規就農支援プロジェクトチームからの紹介。ご近所さんからの紹介も。
就農後の紆余曲折
トラクターがつっぺったり旱魃があったり虫にかじられたり作物が捨てられず夜通し加工したりすると疲れがたまったりお客さんが増えて有難いのに作業が追いつかなかったり、前褒めて頂いたのと同じ味が出せているかいつも心配だったり、取引先と齟齬があって大損したり、鹿に田んぼ一枚全滅させられたり紆余曲折だらけですよ。
農業に取り組む上で大切にしていること、今後の目標など
安心、安全な作物は大前提で、食から生活を豊かに出来る提案が出来たらいいな、と思っています。嬉しい楽しい美味しいを届けられたら。とにかく笑顔になって頂けるものを。 畑に来て頂いたり、お客さんとの繋がりを大切にしたいです。 農業としてよいものを作るにはまず一番は土づくりをしっかりやっていかなくてはと思っています。あとは天候や状況に応じてそのときすべきことを見極めてタイミングを逃さず作業をすること。様子をよく見てあげること。 空や景色をみることも大切。
新規就農に関する社会状況や問題点など
家や農地を探すのが、なんの地縁も無いと苦労するところだと思います。色々なところに顔を出すと、なにかしら繋がったりしますので、一つ一つ、人とのご縁を大切にしていくのが近道かもしれません。
また、地域独特の“常識”のようなものがあったりするので、地域の方とトラブルにならないためには、なにかするときは声をかけることが大切だと思います。はじめに、なにも分からないので色々教えてくださいという挨拶をあちこちでしておくといいかもしれません。どうしても始めはよそ者として見られてしまいますので、とけ込むまでは苦労する面も。
けっこう、都会のご近所づきあいよりややこしい部分があったりします。あまり気にしすぎず、前向きに笑顔で乗り切れるといいですね!
就農希望者の受け入れ
うちで良ければ見学、体験、お気軽にいらして下さい。
就農希望者へのメッセージ
農業が楽、ということはないと思います。でもその中でどれだけ楽しさを見つけていけるかで、他の仕事では味わえない、すごく豊かな生活を送れるのではないかと思っています。
一緒に頑張りましょう!
メディア掲載情報など
雑誌:『KURA』2012,10 書籍:『小諸町人鑑』 (ヤルダ兄弟舎)、Web:新・農業人フェア(http://shin-nougyoujin.hatalike.jp/)農業人フェア関連の冊子、『earth×仕事』
連絡先
農園主氏名
安藤香純
農園郵便番号
384-0701
農園住所
長野県南佐久郡佐久穂町畑5078
農園電話番号
0267-78-5234
農園ファクス番号
0267-78-5234
農園メールアドレス
info@sora-yasai.jp